予防歯科ってなに? 〜メリットや保険適用、年齢、歯医者選びまで〜
- 2025年5月29日
- 予防歯科
こんにちは。府中市片町分倍河原駅の歯医者 村口歯科医院です。
「予防歯科」という言葉を耳にする機会が増えていますが、実際にどのようなことをするのか、どんなメリットがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
「むし歯になってから治療をすればいいかな」と思いがちですが、実はむし歯や歯周病は早めのケアで予防できる時代です。この記事では、予防歯科の内容、保険適用の有無、何歳から受けるべきか、さらに歯医者選びのポイントまで詳しく解説します。
予防歯科を検討している方は、参考にしてみてください。
■予防歯科ってなにするの?
まずは「予防歯科とは何か?」を理解しましょう。
予防歯科とは、むし歯や歯周病などのトラブルを未然に防ぐことを目的とした歯科医療のことです。
従来の歯科治療は「歯が痛くなったら行く」という考え方でしたが、予防歯科では「歯が痛くなる前に守る」ことに重点を置いています。
具体的にどんなことをするの?
予防歯科で行う主なケアは以下のとおりです。
1.フッ素塗布
歯の表面にフッ素を塗ることで、歯質(ししつ)を強化し、むし歯のリスクを減らします。特に子どもだけでなく、大人の歯にも効果的です。
2.シーラント
奥歯の溝に樹脂を埋めることで、むし歯菌がたまらないように保護します。子どもに多く使われますが、大人でも利用可能です。
3.ブラッシング指導
正しい歯の磨き方を指導してもらうことで、日常のセルフケアの質が向上します。磨き残しを減らし、むし歯や歯周病を予防します。
4.定期検診
むし歯や歯周病の早期発見・早期治療につなげることができます。問題が起こる前に対応するのが予防歯科の大きなメリットです。
5.プロフェッショナルクリーニング(PMTC)
歯科衛生士が専用の機械を使い、歯垢(しこう・プラーク)や歯石(しせき)を徹底的に除去します。セルフケアでは落としきれない汚れまできれいにし、口内環境を整えます。
※患者様からのご要望があれば、対応が可能となります。
□予防歯科のメリットまとめ
◎むし歯や歯周病のリスクを減らす
◎早期発見で治療が軽く済む
◎医療費の節約につながる
◎口臭予防にも効果的
◎健康な歯を長く維持できる
■予防歯科は何歳から受けるべき?
「予防歯科は大人になってからでいい」と思っていませんか? 実は予防歯科は、歯が生え始める頃から始めるのが理想的です。
□赤ちゃんから始める予防ケア
乳歯が生え始める生後6ヶ月〜1歳ごろから、まずは親御さんによる歯みがき習慣をスタートしましょう。歯医者でのフッ素塗布やブラッシング指導も受けることで、早期からむし歯予防ができます。
□子ども時代は予防歯科のゴールデンタイム
永久歯が生えそろう6〜12歳は、むし歯リスクが高まる時期です。シーラントやフッ素塗布を活用しながら、定期的にプロのケアを受けましょう。
□大人も遅くない!予防歯科のメリット
成人以降でも予防歯科は効果的です。特に働き盛りの世代は、忙しさからセルフケアが不十分になりがち。定期的な検診とクリーニングでトラブルを防ぎましょう。
□高齢者も予防歯科で健康維持
高齢になると歯ぐきが下がり、歯根が露出しやすくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるため、定期的なケアが重要です。
■年齢別予防歯科のおすすめスタート時期
年齢層 |
おすすめケア |
頻度の目安 |
乳幼児 |
フッ素塗布・歯磨き指導 |
年3〜4回 |
小中学生 |
フッ素塗布・シーラント・定期検診 |
年2〜3回 |
成人 |
フッ素塗布・クリーニング・定期検診 |
年2〜4回 |
高齢者 |
フッ素塗布・口腔ケア・歯周病予防 |
年2〜3回 |
■まとめ
予防歯科で未来の健康を守ろう
今回は「予防歯科とは何か?」について、内容・受けるべき年齢について解説しました。
予防歯科は、むし歯や歯周病のリスクを減らし、歯の健康を長く守るために欠かせないケアです。年齢に関係なくスタートでき、定期的なメンテナンスで高い効果が期待できます。
少しでも「歯を守りたい」「いつまでも自分の歯で過ごしたい」と考えるなら、今日から予防歯科を取り入れてみましょう。
信頼できる歯医者で定期的なケアを受けることで、患者様の笑顔がもっと輝くはずです。
※一つの参考としてブログを投稿させていただいています。
患者様のお役に立つことができましたら幸いです。